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| ツクバリアンズ vs 高麗クラブ <Div1・Div2入替戦> |
12月21日(日)真冬の快晴に恵まれ、絶好のラグビー日よりとも言えようここ熊谷ラグビー場。 東日本トップクラブリーグ、Div1、Div2入替戦、来期のDiv参戦をかけた大切な一戦、今期Div1を全敗の最下位で迎えた高麗クラブ(東京都)とDiv2を全勝優勝で迎えたツクバリアンズ(茨城県)、対照的な両チームの激突は13時45分にキックオフの笛が鳴らされた。
全勝優勝の勢いがあるツクバリアンズ有利の予想を、キックオフ直後の高麗のフォワードがその予想を覆した。 前半1分、キックオフ、高麗フォワードのすばらしいタックルがツクバリアンズフォワードへ突き刺さる。 高麗マイボールラインアウトよりラックへ、SHキム リュンナム→SOソウ キハへと渡りSOソウの素晴らしい個人技がツクバリアンズディフェンスの中央を突破、そのままゴール左中間へトライを決める。 FBイム テヒョのコンバージョンも成功し高麗が7-0とする。 高麗フォワードの気迫は先制トライ後も続き、ターンオーバーや相手ペナルティーを誘う見事な展開を繰り広げる。 一方のツクバリアンズは攻め込んではミスを繰り返す苦しい展開、高麗SOソウ キハの絶妙なハイパントに対応できず何度もピンチを迎える。 高麗は16分、36分とPGのチャンスを迎えるもFBイム テヒョがこれを失敗、是が非でもほしい3点が取れない嫌なムードが漂う。 だが、前半終了間際39分、相手陣22m付近ラックからSOソウ キハ→WTBキム ヨンハへ展開、WTBキムは狭いタッチライン際を巧みなステップでツクバリアンズディフェンス陣3名をかわし右隅に見事なトライを挙げる。 コンバージョンは失敗に終わり前半を高麗12-0で折り返した。
後半は20分間まで一進一退の素晴らしい攻防が続いた。 だが、10分過ぎからスタミナの低下が目立つ高麗フォワード、後半19分高麗陣22mまで攻め込んだツクバリアンズはSO嶋崎達也が高麗バックス陣の裏へ絶妙のゴロパント、これを自分で拾いゴール中央へ見事なトライ、ゴールも成功しツクバリアンズが7-12と執念を見せる。 ここから、ツクバリアンズの素晴らしい攻撃が始まる。 後半28分高麗陣ゴール前ペナルティーより、SO嶋崎→途中出場のWTB白馬悠へ渡り左隅へトライ、ゴールは失敗したがここでツクバリアンズは12-12の同点へ持ち込んだ。 動揺する高麗フィフティーンとは対照的なツクバリアンズの勢い、その勢いは止まらず試合終了間際後半35分、ハーフライン付近ラックよりLO国東洋太→CTB岩澤直征→FB馬場雄大へと渡り左中間へ待望の逆転トライ、WTB白馬悠のゴールも成功し19-12と高麗を突き放す。 誰もがツクバリアンズ勝利を確信した瞬間だったに違いない。 ツクバリアンズ応援団のスタンドからはDiv1昇格を喜ぶ声すら聞こえる。 再開された高麗キックオフ、よみがえったように攻め込む高麗フォワード、最後まで勝利を信じ攻め込む気迫、その気迫が奇跡を呼ぶことになった。 ロスタイムに入ったラストワンプレーで、素晴らしいしなぎを見せる高麗フィフティーン、必死で守るツクバリアンズ、最後の最後で両チームの戦いに終止符が打たれた。 後半45分ツクバリアンズ陣右ラックよりCTBリ ソンジュ→WTBリ マンムンへ渡り左中間へトライ高麗17-19とし、コンバージョン成功を待つ。 規定により同点の場合、上位リーグ所属チーム残留というルールがある。 すなわちコンバージョンが成功すれば高麗Div1残留、失敗すれば降格という大切なキック。 3度の失敗を繰り返している高麗FBイム テヒョ、これにプレッシャーをかけるツクバリアンズフィフティーン、高麗FBイムのキックは見事にゴールポストを通過、19-19の同点、ここで土屋REFのノーサイドの笛が鳴る。 ベンチからピッチへなだれ込む高麗スタッフ、そして泣き崩れるツクバリアンズのメンバー達・・・。 素晴らしいノーサイドだった。 ただ、Div1で過酷な戦いを乗り越えてきた高麗クラブの気迫が、ほんの少しだけツクバリアンズを上回っていた試合だったように私には思えた。
試合終了後、アフターマッチファンクションが執り行われ、高麗は素晴らしいキックを見せてくれたSOソウ キハ選手、ツクバリアンズは何度もビックゲインを生んだFB馬場雄太選手がマンオブザマッチに選ばれた。 挨拶にたった奥村委員長の『両者の実力は全くの互角だった。久しぶりにしびれる試合を見せていただいた。』とのコメント。 クラブチームの日本選手権1勝を夢見る私達、こういう素晴らしい試合の一つ一つが必ず夢の実現をもたらしてくれることでしょう。 そんな素晴らしい試合を見せてくれた両チームに、心から敬意を表したい。
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