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2009年9月27日(日)東日本トップクラブリーグDivision2 第2節
マンダラ東京 22(前半 5−7)12 ツクバリアンズ (後半17−5)
Division2が6チーム編成であった昨年、最終決戦に駒を進めたのがこの2チームであり、その戦いを制したのがツクバリアンズであった。それから季節がひと回りし、再び両者がここ熊谷ラグビー場でぶつかることになった。
この試合に対する両者の意気込みがいかなるものであったか、アフターマッチファンクションでの両キャプテンの言葉に端的に表されている。 マンダラ東京、猪瀬キャプテン「去年の借りを返す、それがこの1年間の最大のモチベーションであった」 ツクバリアンズ、山本キャプテン「受けて立つという気などない、むしろチャレンジャーとして貪欲に勝利を目指した」 まさしく『激突』であり、見る者にも油断を許さない、鬼気迫るプレーに満ちた好ゲームが展開された。
9月27日正午、熊谷ラグビー場Cグラウンド、マンダラ東京のキックオフで試合開始。
前半4分、ツクバリアンズが最初の見せ場を作る。中央付近でのツクバリアンズスクラム。FWのサイドアタックからマンダラ東京のディフェンスを崩しBKSへ展開。左WTB藤木がライン際を好走。ディフェンスをかわし、ゴール目前に迫るが、わずかにタッチラインに足先がかかる。
7分、今度はマンダラ東京が会場を沸かせる。マンダラ東京陣22メートル、ツクバリアンズのラインアウト。ツクバリアンズはFWのモールからCTBで突破を仕掛け、ラックを形成。素早くボールアウトし外での勝負を仕掛ける。WTBの対決になるかと思われたが、CTB岩澤からパスが放たれた瞬間、マンダラ東京右WTB溝口が猛然と距離を詰め、動きの間合いを一切与えず低く突き刺さるタックルでタッチラインへ押し出す。 9分、ハーフウェイ付近のラインアウトからマンダラ東京がモールを作り、幾分体格で劣るツクバリアンズFWをぐいぐい押し込み、BKSへ。マンダラ東京CTB野田が遠くライン際を駆け上がるWTB溝口へ見事なロングパス。このパスが通り、ビッグチャンスになると思われたが、ここはツクバリアンズが厚いディフェンスで阻止。 この後、ツクバリアンズゴール前で再三FW戦が繰り広げられるが、ツクバリアンズの堅いディフェンスの前にマンダラ東京は好機を生かしきれない。
両チームとも自陣からはロングキックで地域を押し上げていくという戦法。マンダラ東京SO猪瀬、ツクバリアンズSO西村のキックが冴える。キック合戦もしばしば起きるが、次第にツクバリアンズ陣内でプレーされる時間が長くなる。
25分。マンダラ東京CTB野田がシンビン、一時退場。ハイパントキャッチの際にオブストラクションを犯す。一人不足したマンダラ東京に対し、ツクバリアンズはSO西村、CTB山本、岩澤らが突破を見せ、攻勢をかける。 30分、マンダラ東京は自陣のスクラムからキックで前進を図る。ノータッチのボールをキャッチしたツクバリアンズ右WTB白馬、逆サイドへクロスキック。軌道の低い勢いあるボールでバウンドが読めない。マンダラ東京の背後に転がり出たボールに手を伸ばしたのはツクバリアンズWTB藤木。ボールをしっかりと腹に収めるとそのまま走りきってトライ。ツクバリアンズが先制。WTB白馬のGKも成功し、0−7。
その後もめまぐるしい攻防が続き、互いにラックターンオーバーなどから抜け出してチャンスを作るものの、両者必死のカバーディフェンスで得点までは結びつかない。
緊迫した場面が幾度も繰り返され、迎えた34分。マンダラ東京WTB溝口がFB佐藤の上げたショートキックに反応し掴み取ると、ツクバリアンズ陣10メートル付近から一気に走りきってトライ。追加点を許す前に奪ったこの1本は価値が高い。FB佐藤のGKは不成功、5−7。 そのまま得点は動かず前半終了。
ツクバリアンズのキックオフで後半開始。
後半に入り、スクラムでマンダラ東京が押し込むなどFWで優勢を見せ始める。ツクバリアンズも耐えるが、ボール出しの呼吸が狂い、ミスや反則が起こる。
後半7分、PKによってツクバリアンズゴール前のラインアウトを得たマンダラ東京は、ガッチリとモールを形成し、じわじわとツクバリアンズのディフェンスを剥ぎ落としながら前進し、最後はNO8岡本が押さえ込み逆転のトライ。GKは不成功、10−7。
続く15分にも同様にPK、ラインアウト、モールからマンダラ東京HO荒がトライ。優勢にあっても何度も押し返され、サイドアタックも厚い壁に何度も阻まれた。長い時間を掛けて崩しきり、風穴を開けて奪い取った渾身のFWプレーにHO荒もガッツポーズ。GKは外れたが、15−7としリードを広げる。
直後のキックオフ。さきほどトライを挙げたマンダラ東京HO荒がツクバリアンズの選手を跳ね飛ばしながらセンターラインを超えて突進。勢いづいたマンダラ東京に対して、ツクバリアンズは後手に回ってしまい、18分にはLO国東が故意のオフサイドによるシンビンとなり一時退場。 FW優勢下でマンダラ東京BKSに動きのゆとりが生まれ、ロングパスやランで思い切った攻撃が目立ち始める。
21分、ツクバリアンズボールのスクラムをターンオーバー。それをきっかけに、FWの縦突破、BKの展開と怒涛の攻めを見せ、最後はBKS勝負でWTB溝口がディフェンスのギャップを衝きこの日2本目のトライ。GK成功で、22−7。
ツクバリアンズも果敢に連続攻撃を仕掛けるが、マンダラ東京も簡単にはゲインを許さない。攻め手に欠くツクバリアンズはキックを使ってチャンスを切り開こうとするが、なかなかビッグチャンスには結びつかない。
30分、PKからツクバリアンズが速攻を仕掛け、ゴール直前に迫る。しかし、紙一重のミス。あと一歩が届かない。残り時間を考え、キックを控えてボールを動かし続けるツクバリアンズ。対して、攻めのタックルで守るマンダラ東京。この時間帯はこのような図式となり、息を呑む厳しい我慢比べが続く。
34分、マンダラ東京ゴール前での攻防の末、PKを得たツクバリアンズ。一時は劣勢に立たされたFWであったが、徹底した早い球出しからの連続攻撃でマンダラ東京のディフェンスラインを突き崩し、BKSへ展開。WTB白馬が狭いスペースを巧みに走りきって右隅へトライ。GKは外れ、22−12。 その後も見ごたえのある攻防が続いたが、得点は動かずノーサイド。
アフターマッチファンクションで清水塁レフェリーは「シンビンは出たが、規律正しい試合であったと言える。ワンプレーの時間の長い好ゲームであった」と評した。
マンダラ東京 22 − 12 ツクバリアンズ (前半 5 − 7) (後半 17 − 5)
【MVPはマンダラ東京SO猪瀬、ツクバリアンズSH古賀】
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